こんな方へおすすめ
一般的に中学校や高校では、ひとりの先生が30名近い生徒を指導することになります。人間はもともと複雑な生き物だといえますが、その時期の生徒ときたら一生のうちでもっとも多感なうえ、ものすごいスピードで日々変化しています。そんな複雑な教室をしっかりホールドしておくというのが、とても大変な仕事であることは想像に難くありません。
理想としては、すべての生徒に均等に関われればいいのでしょうが、実際には「気になる生徒」から「放っておいても安心な生徒」まで、先生の見立てにもグラデーションがあるでしょう。一年間という限られた時間のなかで、いかにすばやく「気になる生徒」を見つけて適切な関わりをもてるか、ということが先生の大事な役割といえます。
先生が生徒を理解するうえで、もっとも豊かで重要な情報は日ごろの観察にほかなりません。でも先生も人ですから、ときには観察が偏ってしまうこともあるでしょう。
そんなときに頼りになるのが、自分以外の「眼」からみた生徒の情報です。ここでいう「眼」というのは、文字どおり、他の先生や生徒の眼もありますし、テストの結果や部活動への取り組みといった客観的なデータも当てはまります。
内田クレペリン検査(UKテストなどとも呼ばれます)も、そんな客観的な「眼」のひとつになります。先生の観察と検査のデータ「UKアイ」を複眼的に組み合わせることで、より立体的に生徒個人や学級をみることができるでしょう。
検査でわかることはこちら先生が学級や生徒をアセスメントする材料としてだけでなく、内田クレペリン検査にはもうひとつ、教育現場で実施する大きな価値があります。それは、生徒自身に「わたしってだれ?」という問いかけを考えるきっかけをつくることです。
内田クレペリン検査の学校向けの判定には、先生向けの判定とは別に生徒本人向けの判定が付いています。生徒本人が自分の判定結果をみることで、自ら「わたしってどんな特徴があるの?」という問いかけを発し考えるきっかけができるでしょう。
中学生や高校生のときは、まだまだ自分のアイデンティティを模索している時期です。
検査の結果は、自分の行動特性を考えるひとつのきっかけになるでしょう。検査の結果を無理に受け入れるのではなく、自分に当てはまること、当てはまらないことをじっくり考えることで、生徒が自己理解していく材料になります。自分自身の「働きぶり」を考えることは、当然、キャリア教育にもつながっていきます。
生徒一人一人の能力面の傾向と性格・行動面のバランスが理解できます。クラス全体の傾向と特徴が分かり、授業の進め方やクラス運営のポイントをつかむことができます。
判定書のサンプルを見る受検者本人の自己理解に役立ちます。相談や面談の際のツールとしてご活用頂けます。
判定書のサンプルを見る高校教員
対象:全校生徒
利用した判定サービス:学校向け判定
▶︎ ご利用の目的
生徒理解とクラス運営のために
▶︎ 結果
内田クレペリン検査を利用することで、今までなんとなく肌感覚でわかっていた生徒それぞれの個性を客観的に理解することができました。普段のありようと検査結果の一致の具合にびっくりしました。何か問題が起きた時にも検査結果を用いてどのように対応していけばよいかの参考にしています。
高校教員
進路指導担当
対象:就職前の学生
利用した判定サービス:ガイダンス判定
▶︎ ご利用の目的
進路・就職指導
▶︎ 結果
進路就職指導で、何か参考になる資料を探していて、内田クレペリン検査を見つけました。生徒の資質を知ったうえで就職進路指導をしないと、すぐにやめてしまうなどのことが気になっていました。内田クレペリン検査では、自分の認識にとらわれないその学生らしさを把握できるので、進路就職指導で良く参考にしています。