内田クレペリン検査

年間70万人の受検者が利用する、
日本を代表する心理テスト

導入事例1

株式会社ジェイサット 森川晃さん 株式会社ジェイサット 森川晃さん
インタビューその1

異国での人事採用では、
相手が「どのように働くか」を見極めるのが一番難しい。
内田クレペリン検査のおかげで、それが見える化できた。

株式会社ジェイサット 森川晃さん

ミャンマーにおける人材紹介事業ではスクリーニングが最も重要。けれども、他の適性検査ではピンとこなかった。

最初に、株式会社J-SAT(ジェイサット)さんの業務について教えてください。

ヤンゴン市内のオフィスの風景 ヤンゴン市内のオフィスの風景

ヤンゴン市内のオフィスの風景

ジェイサットは1998年にミャンマーで創業した日本人社長の会社です。ミャンマーの旧首都ヤンゴンを中心に、日本企業の進出サポート、日本の公的機関のアドバイザー、日本のテレビ局の現地コーディネートなど、ミャンマーを舞台にした様々な取り組みを行っています。

なかでも有名なのは、日本企業に向けた現地の人材紹介・派遣事業です。自分達の滞在経験を生かしながら年間約5000名の大卒ミャンマー人材を紹介しています。

ジェイサットの人材紹介・派遣事業では、内田クレペリン検査を使用されています。 なぜ同検査を導入しようと思ったのか、その理由を教えてください。

そこにはミャンマーという国の背景が関係しています。
例えば日本とミャンマーでは、人材紹介会社の役割にも違いがあります。基礎教育が充実していないミャンマーでは、例え同じ大学に通っている人を集めても人材の資質に明らかな能力差が見られました。つまり「玉石混淆」の市場だったのです。そうした市場では優秀な人材の選抜、つまりスクリーニングが最も重要になってきます。しかし、そのスクリーニングの部分が実は一番難しかった。私達は人を見るプロなので、一度面接するだけで相手がどんな人間で、 どんな性格なのかがなんとなく見えてくるんです。けれどもそれが分かったところで、実際に「どう働くか」という一番大切なところが見えなかった。性格と働き方は必ずしもイコールで結ばれるわけではないので、相手が「どう働くか」を可視化したかった、というのが一番の理由ですね。

もちろん内田クレペリン検査のほかにも、様々な適性検査や心理検査を試しました。けれども、どんなに有名な適性検査もミャンマーではいまいちピンとこなかった。
というのも、ミャンマーの言語は日本語に比べて非常にフワッとしているんです。たとえばスーパーでの「レジ袋は大丈夫ですか」というやりとりを思いだしてみてください。そこでいう「大丈夫」には、「必要ですか」「必要ではないですか」という2通りの可能性が含まれていますよね。私達はそれをその場の状況で瞬時に判断していますが、場合によっては伝わらないこともあります。
ミャンマーの言葉は万事がそんな感じなんです。言葉1つに様々な意味合いが含まれていて、人によって捉え方も全く違う。なので、言語が主体のテストをしても満足な結果が得られなかったんです。内田クレペリン検査は数字を主体としたテストなので、そうした問題も解決できるのではないかと思いました。

個々の人材の適性の見える化で、
より適切なマッチングが出来るように。

内田クレペリン検査を導入したことで、問題は解決されましたか。

結果は期待通りでした。特に相手が「どう働くか」を可視化できたのは非常に大きかったと思います。面接で分かる「性格」と、内田クレペリン検査で分かる「働き方」という2つの視点ができたため、より適切なマッチングができるようになりました。
数字主体の検査にしたことで、回答の複雑性もなくなりました。言語主体の検査では「これはどういう意味だと思う?」と担当者同士で顔を見合わせることも少なくなかったので。

回答を数字にしたことで良かったことはもう1つあります。
というのも、ミャンマー人は相手に対して本音を隠しがちなんです。「みんなはこう言うだろう」という多数的な意見を話す人が多くて、その傾向が面接やテストの結果にも反映されていた。 ミャンマーは他民族の国で、さらに中国やインドなどの大国に挟まれています。そのため、他者とのバランス感覚を問われる場面が多く、 「自分の意見を主張して争うくらいなら、本音を言わない方が正しい」と考えることが多いんです。

内田クレペリン検査は数字を使用した検査なので、相手の本音を無理に引き出す必要もない。これまでのテストよりも遙かに信頼できる結果が得られるようになりました。

内田クレペリン検査の採点の様子 内田クレペリン検査の採点の様子

内田クレペリン検査の採点の様子

言語や文化の違いがあるからこそ、
異国での活用は特におすすめ。

これから内田クレペリン検査を導入しようと考えている会社に対して、アドバイスはありますか。

それは相手の会社の課題や業務内容によって大きく異なってきますね。たとえば製造会社が生産効率を上げたいという場合は、内田クレペリン検査で作業量のスピード感が高い人材を見つけてあげれば良いと思います。
とある製造会社では、内田クレペリン検査で計算量や作業量の高い人達にリーダーを任せたら、在庫管理のミスが大幅に軽減されるようになったそうです。このように適材適所の人員配置をしたことで作業効率が上がった、という話は多いですね。

私達はミャンマーにおける内田クレペリン検査の代理販売も行っていますが、そこで持ちかけられる相談事のなかで最も多いのが、人間関係や人事配置に関する悩みです。日本人とミャンマー人では働き方も、働き方に対する考え方も大きく違いますから。

日本で働くミャンマー人 日本で働くミャンマー人

日本で働くミャンマー人

人事異動ひとつ取ってもそうです。日本人の場合「この人にはA部署よりもB部署の方が適しているだろう」と、良かれと思って異動を決めることが多いのですが、ミャンマー人にとってそれはとても嫌なことなんです。彼らは軍隊式の階級社会だった名残があり、「仕事とは、明確なポジションを与えられてその道のスペシャリストになることだ」と考えているので。

そのため異動があると「自分には能力がないから左遷させられた」と感じてしまう。なので会社側は最初に、相手のポジションをある程度見極めて配置してあげる必要があるんですね。内田クレペリン検査の結果は、人事配置の判断材料の1つになると思います。

適材適所の人材配置で、より効率的な組織づくりを。

内田クレペリン検査に期待することはありますか。

私が最も期待しているのは、ミャンマーの新卒市場での活用です。新卒には職務経験がないので、いざ就職するまでは「どう働くか」が未知数です。そこを事前に予測できるというのが企業にとっては非常に大きい。私達が主導する大学生向けの就職フェアでも、履歴書の中に内田クレペリン検査の結果を必ず記載しています。

新卒に限らず、内田クレペリン検査と採用は非常に相性が良いです。
ミャンマーでは求人志望者が多く人件費も安いので、手当たり次第に人を雇うような日本企業も少なくない。従業員の数で作業量をカバーしようと考えているんですね。
けれども実際はただ人を増やすよりも、内田クレペリン検査で適材適所の人員配置をした方が遙かに効率的だと分かった。今まで人海戦術でカバーしていたところを少人数で的確にこなせるようになる。そういう仕組みが出来上がれば、企業も人もさらにwin-winの関係になると思います。

企業の、特に上層部の方からは「内田クレペリン検査で本当に作業効率が上がるの?」と疑問の声をいただくこともあります。そこはやはり実際に現場で働く方に定点観測的してもらい、上層部にその声を届けていただくことが大切だと思っています。

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