<本動画の概要>
この動画は、パーソナリティ障害のクライアントに認知行動療法(CBT)をどのように適用できるかを示す内容になっています。CBT専門家であるア―サー・フリーマンが、基本的なCBTの手法を簡潔かつ実践的に示すとともに、不適応的スキーマへの着目や精神力動的な視点も組み入れながら、初回~2回目のセッションを進めていく様子を見ることができます。
クライアントである40歳のアルフレッドは、女性との関係が破綻したことをきっかけに来談し、情緒不安定で、怒り、不公平感を抱えている。
フリーマンは治療同盟を重視しながらも、自殺念慮や飲酒の問題を特定していきます。またメタファーを使い、彼の自己愛的信念や「白黒思考」に疑問を投げかけ、できるだけ安全な方法でクライエントが自己理解を深め、具体的な目標に向かうための治療意欲を引き出せるよう試みます。
※このビデオは、「パーソナリティ障害へのアプローチ~アルフレッドと3人のセラピスト~」シリーズの1つです。他の2つのビデオでは、精神分析家のオットー・カーンバーグとCBT専門家のアーサー・フリーマンが同じクライアントとセッションを行っている様子を見ることができます。あわせてお楽しみください!(順次公開していきます。)
<予告編>
<出演者について>
アーサー(アート)・フリーマン Arthur (Art) Freeman
教育学博士であり、臨床心理学教授。Association for Advancement of Behavior Therapy Association および、International Association for Cognitive Psychotherapyの元会長を務めた。
専門書から一般向けの書籍まで、数多くを出版している。日本語に翻訳されたものでは、日本の治療者向けに書き下ろした『認知療法入門』が出版されている。
※聞き手:ビクター・ヤーロム(Victor Yalom)
精神科医であり精神療法家でもあるアーヴィン・ヤーロム(スタンフォード大学精神医学名誉教授)の息子。Psychotherapy.netの創始者として、多数の心理療法のトレーニングビデオを制作。米国、メキシコ、中国で実存的ヒューマニズムとグループ セラピーのワークショップを実施し、現在はセラピストのコンサルテーション グループを率いている