日本・精神技術研究所

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PCAシンポジウム PCAの軌跡をつかむ ~世界の動向をふまえて~

対象 一般~専門

講座内容

 アメリカの心理学会において、「20世紀にもっとも影響の大きかった心理療法家」といわれるカール・ロジャーズ。
ロジャーズが提唱したパーソン・センタード・アプローチ(以下、PCAと表記。PCAの説明は最下部を参照)は、日本の臨床心理学に多大な影響を与え、今日では心理的な支援の基本ともいわれるようになっています。提唱から半世紀、日本では第一世代の実践家から次の世代へと引き継がれ、更なる発展が期待されています。

 日精研では「心理臨床におけるPCAの継承と、未来に向けたPCAの創造」、「より広い対人援助領域への普及と協働」をコンセプトに、2016年より"PCAルネサンス"という3年間のプロジェクトを立ち上げました。立ち上げの記念企画として、PCAシンポジウムを東京、大阪にて開催します。

 7月24日は、「PCAの軌跡をつかむ ~世界の動向をふまえて~」をテーマに、村山 正治先生、中田行重先生の講演と、対談を通して、PCAの理解を深めていきます。
 さらに対談のコメンテーターを飯長喜一郎先生にご担当いただきます。カウンセラー、キャリア・カウンセラー(コンサルタント)など、対人援助職の方が主な対象ですが、心理的な支援に関心のある方ならどなたでもご参加いただけます。
※ 本シンポジウムの売上の一部を熊本地震の義援金として寄付いたします
  当日会場にて創元社さんによる書籍販売を予定しています。

           
開催形式 日曜 半日
開催日時 【大阪】 2016年7月24日(日) 13:30~17:30
開場時間 【大阪】 13:00
テーマ PCAの軌跡をつかむ ~世界の動向をふまえて~
定員 70名
参加条件 カウンセラー、キャリア・カウンセラー(コンサルタント)などの心理的な支援を含む対人援助職の方。 また心理的な支援に関心のある方ならどなたでもご参加いただけます。
参加費 7,000円(8%税込)
会場 【大阪】グランキューブ大阪(大阪府立国際会議場)
      (大阪府大阪市北区中之島5丁目3-51)
登壇者 村山 正治  (九州大学名誉教授、東亜大学大学院 特任教授)
中田 行重  (関西大学 臨床心理専門職大学院教授)
対談コメンテーター:飯長 喜一郎(国際医療福祉大学大学院 特任教授)
参考書籍 『 ロジャーズの中核三条件 「一致」、「受容:無条件の積極的関心」、「共感的理解」 』 飯長 喜一郎、野島 一彦、村山 正治 (監修) ,2015/創元社

スケジュール(予定)

1 開会の挨拶
2 講演  「村山正治が語る カール・ロジャ―スの仕事と魅力」 村山
    「西欧のPCAの現状」 中田
3対談  「日本と世界におけるPCAの動き」 村山×中田
     コメンテーター:飯長
4 フロアのディスカッションとフィードバック
5 閉会の挨拶、終了

登壇者の紹介

 村山 正治
 [ 専門分野 ] CCT、PCAの理論と実践、スクールカウンセラー事業の発展と評価研究。
 [出版物]  エンカウンターグループとコミュニティ-パーソンセンタードアプローチの展開(ナカニシヤ出版,1993年)、
        ロジャーズ選集 上・下(誠信書房,2001年)、新しい事例検討法 PCAGIP入門(創元社,2012年)他多数。

 中田 行重
 [ 専門分野 ] CCT、PCAの理論と実践、エンカウンター・グループのファシリテーターの研究など
 [出版物]  地域実践心理学 支えあいの臨床心理学へ向けて(ナカニシヤ出版,2005年)、
マンガで学ぶフォーカシング入門(誠信書房, 2005年)、新しい事例検討法 PCAGIP入門(創元社,2012年)他多数。


パーソン・センタード・アプローチ(PCA)とは

カール・ロジャーズが提唱した人間観、世界観をもった思想や考え方のことです。
・ 個人の価値や意義を認め、尊重すること
・ 個人の成長する可能性、能力を信頼すること
といった基本的な理念をもとに、個人を対象とする支援(クライエント中心療法)から、集団や組織、社会や世界までも含めたより広いアプローチ(例えば国家間の紛争解決)へと発展させていきました。
日本の臨床心理学(特にカウンセリングの領域)の発展にも大きく貢献しました。現在では、イギリスを中心に実践と研究が続けられ、新しいアプローチの創造や、数百といわれる心理療法の統合における要因として、その重要性が改めて注目されています。
(引用・参考文献:[新版]ロジャーズ クライエント中心療法 有斐閣,2011 、パーソンセンタード・アプローチの最前線 コスモスライブラリー,2007)