日本・精神技術研究所

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PCAシンポジウム ~PCAのこれから、心理支援者に求められるもの~

対象 一般~専門

講座内容

 アメリカの心理学会において、「20世紀にもっとも影響の大きかった心理療法家」といわれるカール・ロジャーズ。
ロジャーズが提唱したパーソン・センタード・アプローチ(以下、PCAと表記。PCAの説明は最下部を参照)は、日本の臨床心理学に多大な影響を与え、今日では心理的な支援の基本ともいわれるようになっています。提唱から半世紀、日本では第一世代の実践家から次の世代へと引き継がれ、更なる発展が期待されています。

日精研では「心理臨床におけるPCAの継承と、未来に向けたPCAの創造」、「より広い対人援助領域への普及と協働」をコンセプトに、2016年より"PCAルネサンス"という3年間のプロジェクトを立ち上げました。立ち上げの記念企画として、PCAシンポジウムを開催します(大阪でも開催予定)。

 「PCAのこれから、心理支援者に求められるもの」をテーマに、PCAの第一世代の実践家による講演と、次世代を交えたシンポジウムを通して、心理支援者における未来のPCAを考えていきます。
 第一世代の実践家として、飯長 喜一郎先生、野島 一彦先生、村山 正治先生をお招きします。
 次世代の心理臨床家として、小林 孝雄先生(文教大学 教授)、吉原 啓先生(麗澤大学 学生相談センター)をお招きします。
 3人の先生方が一堂に会するのはとても貴重な機会です。心理臨床の新しい世代の方、キャリア・カウンセラー(コンサルタント)などのカウンセリングを実践されている方、また心理的な支援を含む対人援助職の方はこの機会にぜひご参加ください。

           
開催形式 日曜 半日
開催日時 【東京】 2016年7月17日(日) 13:00~17:00
開場時間 【東京】 12:30
テーマ PCAのこれから、心理支援者に求められるもの
※テーマの焦点を"訓練と実践に関して"と予定していましたが、進行の都合により訂正します。上記テーマに関して講演とシンポジウムを進めます。
定員 90名 ※ご好評につき定員を増やしました
参加条件 カウンセラー、キャリア・カウンセラー(コンサルタント)などの心理的な支援者の方。教育・医療・福祉などの対人援助職の方。
または、心理的支援に興味のある方ならどなたでもご参加いただけます。
参加費 7,000円(8%税込)
会場 【東京】AP品川
      (東京都港区高輪3-25-23京急第2ビル 7F)
登壇者 飯長 喜一郎 (国際医療福祉大学大学院 特任教授)
野島 一彦  (跡見学園女子大学 教授)
村山 正治  (東亜大学大学院 特任教授)
次世代の心理臨床家:小林 孝雄(文教大学 教授)、吉原 啓(麗澤大学 学生相談センター)
参考書籍 『 ロジャーズの中核三条件 「一致」、「受容:無条件の積極的関心」、「共感的理解」 』飯長 喜一郎、野島 一彦、村山 正治 (監修) ,2015/創元社

スケジュール(予定)

1 開会の挨拶
2 講演「PCAのこれから、心理支援者に求められるもの」飯長・野島・村山
3シンポジウム 次世代臨床家(小林・吉原)× 飯長・野島・村山
4 フロアのディスカッションとフィードバック
5 閉会の挨拶、終了

登壇者の紹介

 飯長 喜一郎
 [ 専門分野 ] カウンセリングにおける関係のあり方、パーソン・センタード・セラピー(PCT)
 [出版物]  実践カウンセリング初歩(垣内出版,1998年)、新版 ロジャーズ クライエント中心療法(有斐閣,2011年)

 野島 一彦
 [ 専門分野 ] カウンセリングにおける関係のあり方、パーソン・センタード・セラピー(PCT)
 [出版物]  エンカウンター・グループのファシリテーション(ナカニシヤ出版,2000年)、
        グループ臨床家を育てる(創元社,2011年)、心理臨床のフロンティア(創元社,2012年)

 村山 正治
 [ 専門分野 ] パーソン・センタード・アプローチの理論と実践、スクールカウンセラー事業の発展と評価研究。
 [出版物]  エンカウンターグループとコミュニティ-パーソンセンタードアプローチの展開(ナカニシヤ出版,1993年)、
        ロジャーズ選集 上・下(誠信書房,2001年)、新しい事例検討法 PCAGIP入門(創元社,2012年)他多数。


パーソン・センタード・アプローチ(PCA)とは

カール・ロジャーズが提唱した人間観、世界観をもった思想や考え方のことです。
・ 個人の価値や意義を認め、尊重すること
・ 個人の成長する可能性、能力を信頼すること
といった基本的な理念をもとに、個人を対象とする支援(クライエント中心療法)から、集団や組織、社会や世界までも含めたより広いアプローチ(例えば国家間の紛争解決)へと発展させていきました。
日本の臨床心理学(特にカウンセリングの領域)の発展にも大きく貢献しました。現在では、イギリスを中心に実践と研究が続けられ、新しいアプローチの創造や、数百といわれる心理療法の統合における要因として、その重要性が改めて注目されています。
(引用・参考文献:[新版]ロジャーズ クライエント中心療法 有斐閣,2011 、パーソンセンタード・アプローチの最前線 コスモスライブラリー,2007)