『三鷹天命反転住宅』見学会
行ってきました!『三鷹天命反転住宅』見学会☆
妙な名前ですが、要は住宅見学会です。
といっても、“感覚を刺激する”、アミューズメント的な要素満載♪

この住宅は、芸術家・建築家の荒川修作+マドリン・ギンズにより考えられた住宅です。
荒川さんは、幼少期の戦争体験で、人が次々と死んでいく姿にこころを痛めていたそうです。
将来は医者になって、人間が長生きできるよう、手助けしようと考えました。
しかし、医者でも救えない患者がたくさんいることを知り、医者になることを断念。
…どうしたら人は死なずにすむのか…
を考えた結果、死なないからだをつくれば!(この発想自体が斬新)と思い、
死なないための家を作ろうと建築に辿り着いたそうです。(すごく簡略しましたが…)
はて?って感じでしょうが…
とりあえず、住宅の説明に入ります!

見た目からしてカラフルですが、部屋の中もカラフルです。
14色の色が使用されていて、隣通しの色が反対色(補色)だったりします。
どこにいても4色くらいは一度に見えるという、ちょっと落ち着かない感じもしますが…
1色2色だとその色を認識するのに神経を集中させるので、かえって多色の方が感覚的には落ち着くとのこと。
部屋に入ってビックリ★

床には大小の丸い凸があり、歩くのにちょっととまどい、バランス取らなきゃって感じ…
日頃使ってない筋肉や感覚を総動員です!
「転ぶんじゃない!?」と思いますが、どこから見ても凸の影ができるよう、
大きい凸は大人の、小さい凸は子どもの土踏まずに合うよう考えて配置されてるそうです。
しかも、床と天井が軽く傾斜してるしぃぃ。
だんだん感覚がおかしく(おもしろく)なってきます!笑いが止まりません!
真ん中にキッチン、周りに○と□の部屋が4つあります。

ダイニングキッチン

□和室
天井にはわっかの金具が無数にあり、そこにとても長いS字フックをかけて、
コートや鞄を吊り下げました。見せる収納ってやつです。
ハンモックなどもできます↓↓↓

○勉強部屋(球体)
障害のある方の見学会も開催しているそうで、
自閉症の方などはこの部屋に入ると静かになるそうです。
包まれてる感じが落ち着くのでしょうか??

○バス・トイレ
もうひとつ□い寝室があります。
天気が良いので屋上へ。

空が近い!
この住宅には、柱がありません。
柱の役目は○や□の部屋で、床と真ん中のキッチンが後付けされてたそうです。

これが柱??
そして、壁もありません。
「ひとりになりたいときは簡単です。外に出ればいいんです!」と担当者。
…そうですね…そうだけど…と参加者。
住宅のひとつが事務所になっていて、見学させてもらったのですが、
こんな風に使うんだぁとおもしろかったです。
収納がないので、ものや書類などを捨てる判断力や決断力がつくそうです(笑)
「鍛えられました…」と担当者。…その力、アタシも必要…
特に球体の勉強部屋にはクッションが引き詰められていて、天井のわっかからはブランコが。
ブランコに乗って遊ぶも良し、ブランコにパソコンを置き、寝転びながら見ても良し。
使う人が好きなように使えば良いそうです!
そういえば、この住宅のパンフレットに「使用説明」ページがあり、最後は「つづく」で終わっています。
住む人がその人なりの使い方をしていただきたいからだそうです。
帰った後、なんだか足の裏がずーっと熱かったです。
日頃、モチベーションが低いアタシですが、この日はからだの奥まで大興奮。
子どもみたいにワクワク・ドキドキしっぱなしでした!
ショートステイプランもあるそうなので、必ず住んでやる!
そのときはみなさん、手土産持参で遊びに来てくださーい☆
それから、岐阜にもふたりの作品、『養老天命反転地』があります。
こちらは屋外で、楕円形の敷地のなかにさまざまな建築物があるそうです。
年に何回か救急車で運ばれる方も…楕円が意外と急斜面だったりするらしいです。
こちらも必ず行ってやる!でも、行くまでに体力作らなきゃです☆



momoto 2010年02月01日 12:10:
うお~、変態だねえ、この建物。
不老長寿がコンセプトって、すげーな。
でも、よく考えてみたら、ゴシックにしたって
中国の建築にしたって、近代以前の建築物って、
快適さよりも、そういう「思想」を現前させることが
最優先されていたのかもしれないよね。
そういえば、先日、五十嵐太郎の新刊が出ていたので買ってしまった。
『建築はいかに社会と回路をつなぐのか』だって。
やっぱ建築は面白いよな~
ムツ 2010年02月02日 12:59:
この部屋で内田クレペリン検査をやったら、いつもと違う結果になるのかな~ってくらい刺激的な作りですね!
変態アミューズメント感覚っす。
sawada 2010年02月03日 09:56:
不動産バブル期を憤りと絶望感と共に過ごしたので、
それ以来不動産に対して、謂われ無き理不尽な不信感やら警戒心やらに由来する、
積極的無関心さとでもいうようなものを持ち続けております。
なので、南の島の高床式の掘っ立て小屋みたいな家で
パンツいっちょの余生を送るのが夢です。
まあ、それも妄想だわな。
おかP 2010年02月05日 20:09:
この前TV番組「ぶらり途中下車の旅」でやってたのを
観ました。実際に住んでる人の部屋を見ましたが、家族4人なのに、すごく快適そうな暮らしをしていました。収納ワザにはびっくりですよね。見学会行ってみたいです