研究セミナー参加@菅平高原

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皆様こん○○は。日精研の新人1号です。
写真をご覧の通り、先日菅平高原に行って来ました。

『繁忙期だってぇのに優雅に何オマエやってんだよ?!』というツッコミも周囲からは出かねない状況ではあったのですが…。

何とか周囲を説き伏せ(?)て行ってきた次第なのですが、実はこれも業務の一環なのであります。

…というのも、私が以前所属していた大学院の研究室が主催している夏季の研究セミナーに、私も研究室OBとして参加してきたのです。

私が所属していた研究室というのは一応心理学系に属してはいるのですが、普通、皆様が『心理学』と聞いて思い浮かべるような分野のみではなく、非常に幅広い分野の研究をしている方々がおりました。

『ステレオタイプ』を扱うような社会心理系の方から、人が何かを学習する時のプロセスについて研究している、普通の意味での心理系(⇒追記)の方、そして、果ては統計学を駆使して人の意志決定の有様について表現しようとする、バリバリの計量心理系の方までいるって感じで、今回の研究セミナーも、それはもう、ありとあらゆる心理系の分野の方々が参加したセミナーだったのです。

(追記:そういえばこのセミナーのある講演で、長年大学の心理系の教鞭をとってこられた大ベテランの某教授が、『最近は心理学っていうといわゆる臨床心理学に分類される特殊なものしか思いつかない学生が多くって困るよ。何てったって、こちら(=教授達)が正統な心理学だと思っていることを講義していると、学生から、『先生、早く心理学の内容に入ってくださいよ!』なんて言われちゃうんだもんなぁ』とボヤいておりました。『普通の意味での心理学』といえば、私などはこの辺で書いたような分野をその一つに思い浮かべるのですが…。心理学に初めて触れようとする学生さんと、私のような、ある程度心理系をかじった者とでは、『心理学』についての認識に結構なズレがあるようです)


私共の会社も、仮にも『研究所』という名称が付いていますし、実際、メインの商品の一つとして皆様に提供させていただいている内田クレペリン検査(UK)の成り立ちも、これらの心理学の研究成果と密接に関わりがあります。

で、最近の心理学の研究の動向を知るため、そしてその『風』を日精研にも取り入れて今後の内田クレペリン検査(UK)の判定サービスの向上に役立てるために、私もこのセミナーに参加してきたという訳です。


とは言うものの、他の研究者の方々の発表をただ聴いて帰ってくるだけではあまりにも職務怠慢というもの。そこで、ともかくも業務として成立させなくてはならないということで、私も日頃の業務の一部を簡略にまとめた研究発表用の出し物を(実は結構な時間を費やして)作り、セミナーの参加された方々へお伝えしてきました。

内田クレペリン検査(UK)はかなり知名度が高い心理検査なのですが、実はその見方・利用法については当の心理系の研究者の方々も余り詳しくないということなのか、発表当日、会場には結構たくさんの方々が集まってくださり、私としても貴重な発表の場が得られて、非常に有意義なセミナー参加になりました。

また、自分の発表以外にも、自由に描かせた絵の内容から被験者の性格特性を判定する『描画法』という心理検査があるのですが、その判定を、判定者の主観的なものに任せきりにせず、画像の分布の具合やその濃淡の状況を数量的・客観的に評価し直して判定するという、もしかしたら内田クレペリン検査(UK)の判定にも応用が利くかもしれない手法の開発をしていらっしゃる方の研究発表や、そうした数量的なデータ解析に必要なフリー(=無料)の統計ソフト(統計ソフトは概して高価なものなんです…)『R』とそのGUIアドインである『Rコマンダー』の使い方のチュートリアルの実施など、色々と得る所のあるセミナーだったと思っております。


こうした研究セミナーへの参加の成果というのは、一民間企業の立場からすると、今すぐに業務内容に反映される、といった性格のものでは無いかもしれません。むしろ短期的には業務に穴を空けかねないものなのかもしれません。でも、この先の5年・10年のことを考えると、色々な意味でプラスの影響をもたらすものだろうと私自身は考えております。

今後も機会があれば積極的にこうした研究者同士の交流の場に参加して、日精研に良き『風』を吹き込んでいきたいものだと思う次第です。


今回はここまで、また次回にお会いしましょう。

日時: 2008年08月19日 23:46   カテゴリ: 新入社員日記   投稿者: 新人1号改め電車でG☆
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コメント

momoto 2008年08月20日 09:17:

今週も大阪で研修会に参加しているにも係らず、ブログ更新ご苦労様です!


> こうした研究セミナーへの参加の成果というのは、一民間企業の立場からすると、今すぐに業務内容に反映される、といった性格のものでは無いかもしれません。むしろ短期的には業務に穴を空けかねないものなのかもしれません。でも、この先の5年・10年のことを考えると、色々な意味でプラスの影響をもたらすものだろうと私自身は考えております。


まったくそのとおりですよ!こういう業務とは直接関係ない周辺的な研究から新しい価値が生まれてくるもんですよね~。楽しそうで、うらやましいです。


新人1号 2008年08月21日 08:17:

momoto様


早速のコメント、どうもありがとうございます。
大阪の研修会も、かなり興味深く、また楽しく参加させていただいております。


大阪での研修会の様子については、そちらに戻ってから、また詳しくご報告しようかと思います。





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