大山鳴動せず

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上の文章を書いてから半年、毎年春先4月頃に抜け落ちるという鹿の角を探しに、そこそこ山に詳しい友人と丹沢の端っこの大山(おおやま)に向かった。日帰り低山ウォーキングというレベルだが、山をなめてはいかん。

この日のために、この1年間毎朝100段を超える九段下駅の階段をエスカレーターを使わずに登り、さらにこの半年は週に1度はプールに通い体力を着々と蓄えてきたのだ。ハイカットのトレッキングブーツも買った。
ということで、同じ友人と行った高尾山縦走以来15年ぶりの山行きなのだった。

そもそも鹿の角しか頭になかったのだが、朝っぱらから歩く山の空気は実に気持ちがいい。しかし、それらしい所にさしかかると、危なくない程度に登山道を外れ、視線はあくまで低く、鹿の角、鹿の角とつぶやきながら地べたをトレースし続けた。


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するとけもの道はむしろあっけなく現れる。


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さらにその周辺の比較的平坦な場所には、それこそ足の踏み場もないほど鹿のフンが散らばっている。自分の前に素敵なお花畑レポートを書いているリラさんには大変申し訳ないが、足元を埋め尽くすフンに思わず興奮してしまう俺。おお!姿こそ現さないものの、つい今しがたまでここにいたのかもしれないじゃないか。


しかし、残念ながら収穫はフンのみ。そもそも木の枝と鹿の角を見分けるのはたぶん容易ではないだろう。だいたい視力はすこぶる良いにもかかわらず、冷蔵庫をのぞいても、目の前にある目的のものを見つけられないことが多い。そんな自分の脳が、木の枝や落ち葉に紛れて目の前に落ちているそいつを認識できなかったとしても、全く不思議ではない。
まあ簡単に見つけてしまって、30数年来温めてきた思いがあっけなく叶ってしまうのもちょっとつまらない。まずはこれでよかったと思う。
それに、下ばかり見て歩いていた上に、曇っていて景色も全くだったが、それでも山を歩くのは思いの他楽しかった。遠からずまたどこかの山に登りに行こう。

ただ、体力はともかく次回までに鍛えるべきは眼力(?)だ。まずは茂木健一郎氏のアハ体験で脳トレでもしますか。

日時: 2008年05月01日 17:18   カテゴリ: 社員のひとり言   投稿者: sawada
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