判定研究会

紅葉もつかの間、この2、3日で急に寒くなりました。
街並みもツリーやネオンの飾りつけが始まり、早くもクリスマスモードに突入です。

何かとイベントごとが多いこの季節。日精研でも、今年最後の基礎技術講座が先週行われました。

私たち判定に携わるスタッフも、はじめは一般の方に混じりながら、この講習を受けます。
講習が終わっても、いきなり判定の業務につくわけではなく、ベテランの先輩のもとでマンツーマンのトレーニングがはじまります。個室にこもり、トレーニング用の検査結果としばらくにらめっこの日が続きます。それが終わりもう大丈夫、というOKサインが出て、めでたく判定デビューができるのです。

いざ仕事として判定をしていくうえでも、未熟なうちは迷う検査にたくさん遭遇します。
周りの先輩方に教えをうけながら、少しずつ自分で判定できるようになるのですが、すぐに達人になれるわけではありません。やはり長年の経験のつみ重ねが大切で、理論だけでは判定できない部分もたくさんあります。とにかく、ありとあらゆる検査結果にふれて体でおぼえるという感覚です。

UKは採用や進路など、その人の一生にかかわる場面で使われることが多いので、当然のことながら慎重に判定していきます。判定に慣れてきても、これは・・・???!という検査結果にお会いすることも少なくありません。そんな貴重な(?!)検査結果は、月に1度開かれる“UK判定研究会”でベテランの先生も交えながら、みんなで一つの検査結果について、いろいろな意見をかわし、受検者の人物像に迫っていきます。(※受験者の個人情報にかかわるデータは全て削除した上で行っています。)

普段の判定同様に、曲線のうごきや、文字の書きぐあいなどをみていきますが、ひとつひとつ細かくみていく過程は、職人技に近いものがあります。自分だけの判定では解釈がしづらい部分が見えてくるので大変勉強になるのです。

このUK判定研究会は、私のような判定者のタマゴにとってはスキルアップの良い機会にもなりますし、判定者の間でズレをなくすための、いわば品質管理的な役割もあります。研究会は、この判定研究会のほかにも臨床研究会、統計研究会があり、判定の専門性を高めるために、日々取り組んでいます。

ちなみに今月に入ってからは、また新たな勉強会がスタートしました。その名も“テスト・スタンダード勉強会”です。9月に出版された『テスト・スタンダード』(金子書房)の本をテキストに、UKのテストとしての今後の課題や方向性について、金子書房の方も交えながら、熱い論議?!をかわす予定です。判定とは違った観点からUKをみるので、おもしろいトピックスがありましたら、またこの場で紹介したいと思います。

日時: 2007年11月20日 16:16   カテゴリ: UKアイ   投稿者: おかP