一期一会

私の所属するフロアには、日精研心理臨床センターがあります。
簡単に説明させていただくと、カウンセリングルームの運営、さまざまな講座・セミナーの企画、開催。たとえばアサーション・トレーニングやフォーカシング、また、通年の心理臨床基礎理論コースや実践基礎コース、グループスーパービジョンなどです。

このブログのタイトルは、そんなフロアの仲間みんなで考えました。
サイコロジーとサイコロとブログをかけた“サイコログ”ということで、私に当たった目は『六の目』。
『六』にちなんだタイトルをつけなくてはなりません。
テーマは、セミナー参加者のみなさまやカウンセラースタッフ、講師の先生たちと触れ合って見聞きした出来事。もう、それはそれは、いろいろなタイトル案が出ました。

“夢”を“む”と読んで考えようか、
ろくでもない話、ロバの耳、
当方見聞録、
シックスセンス、
実録○○、などなど。。。

たくさん出た中で、なぜ『けんぶんろく』に決まったかと言うと…。答えは明瞭、テーマそのままであること。平仮名表記なのは、肩肘を張らず、柔らかい印象でみなさんに身近に感じていただけるように、という思いからです。


私は、日精研で働きはじめて、この4月からは6年目に突入します。
日精研心理臨床センターの元所長である佐治守夫は『一期一会』を大切にしていたと、先輩から教わりました。(残念なことに、佐治先生との直接の面識はありません。でもありがたいことに、先輩やスタッフの先生方たちから、或いは著書や〔Tさんとの面接〕という視聴覚教材(佐治先生独特の間合いや居方を感じられる教材です)から、佐治先生の生前のご様子やエピソードなどに触れることができています)
『一期一会』の語源は、『お茶会に臨む際、お客さまとの出会いを、一生に一度のものと心得て誠心誠意おもてなしをしなさい』という、お茶の心得を説いたものだそうです。

ここで働いていると、多くの方々との出会いがあります。
何度もお目にかかれる人もいれば、一度しかお目にかかれない人、様々です。
事務局として、目立ち過ぎず、でしゃばらず、不足のないように居ようと心掛けてはいます。それでもやっぱり人間です。忙しいとき、やることがいっぱいで余裕がなくなりそうなときも、もちろんあります。

そんなときふと、佐治先生が大切にされていた『一期一会』を思い出すのです。
この言葉を思い出して身が引き締まり、態勢を整えることができるのです。
(整えられていないにしても、「整えよう」と意識することができるのです。)
ここで働く私たちにとって、この場所や時間は“いつもの仕事・業務”になってしまうかもしれないけれど、ここにいらっしゃる方たちにとって、ここは、“いつも”の場所や時間ではないと、思い直すのです。

『一期一会』たった四文字ですが、とても深い、そして大切な意味を持ったこの言葉を大切にしていた佐治先生。その心を、ここで働く者として、ほんの少しでも引き継いでいられたら。そう思っています。

日時: 2007年04月27日 22:15   カテゴリ: シックス・センス   投稿者: サイコログアドミン